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True Detective [ドラマ]

 またしてもお久しぶりです。 本当はもっと早く更新したかったのですが、一月半ば、雪でもないのに道路で転倒しまして、地面に顔からもろに突っ込んだので顔面に擦り傷、前歯も折るという惨憺たる有様でしばらく死んでいました。

 ようやく3週間くらいで傷は落ち着いてきましたが、今度は花粉症の抗アレルギー剤で眠くてたまらず・・・現在、情けないくらい日々の活動が停滞しています(涙) ご訪問の皆様にも新年の挨拶でさえもしていなくて、本当に申し訳ありませんm(_ _)m また落ち着いたら参りますので、どうかお許しくださいね。 

 さて、『True Detective』 、昨年秋スターチャンネルで初放映されたときは見逃しましたが、年末の再放送が何とか録画できたので年明けに見てみると、これが予想以上に面白くて! 結局止められない止まらないで全8話を数日でイッキ見てしまうほどとっぷりハマってしまいました☆

 事件の発端は、1995年アメリカ南部ルイジアナ州。 広大な農園の木の下で、頭に鹿の角を頂き背に渦巻き模様が描かれた奇怪な女性の死体が発見される。 時は移り2012年、この猟奇事件について、当時の担当刑事二人それぞれが警察でインタビューを受けながら話は展開する。 次第に明らかになっていく過去。 どうやら一度解決したはずのこの事件、最近になって同様の犯行が再び起きているという・・・
 
 監督は2010年の映画『ジェーン・エア』が記憶に残るキャリー・フクナガ。 そして、脚本は新鋭のミステリー作家ニック・ビゾラッド。 広大なアメリカの風景を流れるように俯瞰でとらえるなど映像も印象的で美しく、また主要キャストも映画俳優を起用してじっくりとひとつの事件を描いていくという手法は、まるで一本の長い映画を見るような気分にさせてくれました。

 ストーリーも、アメリカ版横溝正史かというほど複雑怪奇な猟奇事件の真相を追っていくいうミステリー部分が破格の面白さでしたが、同時に、主人公の二人の刑事の現在と過去を追いながらその内面を描いていくという人間ドラマも素晴らしくてもうひとつの大きな見所でした。 

 地元出身でごく平均的でまっとうな刑事のハートと北部出身のよそ者で頭脳派で変わり者のコール、全く性質の違う二人の相棒ですが

cohle.jpg

 コールには完全にやられましたね~! ミステリアスな雰囲気も孤独の深さもど真ん中と言う感じで☆

 とくに、二歳で事故死した娘に対する想いの深さは本当にせつなくて・・・! 最終回の臨死体験なんて、もう涙なしには見られませんでした><

 彼の事件に対する尋常ならざる執念は、きっとこうした愛娘の喪失感に突き動かされたものだったのだろうと思うと、また胸が一杯になります。

 また、コール役のマシュー・マコノヒーの演技があまりに自然すぎました! さすがアカデミー主演男優、繊細で深みのある演技はリアリティにあふれていました。 それから、昔の彼と現在の彼の変貌振りもすごい☆ ヒゲと髪型の扮装の違いもありますが、雰囲気からしてガラリと変わって、最初は同一人物として認識できなかったくらいです。

 マシュー・マコノヒーは話によると、アカデミー賞取った『ダラスバイヤーズクラブ』のときも役作りで体重を相当落として挑んだそうで・・・確かにこのドラマでもかなり痩せていて容貌に鬼気迫る鋭さが感じられました。 体から役に入っていく役者さんなんだな~と思うとまた好感度もアップ。 力石やったときの伊勢谷さんを思い出しました(笑) あ、『ダラス・・・』は未見で、でも2月にWOWWOWで放映されるので是非見てみたいです!

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 ハートは、美人で出来のいい奥さんと可愛い二人の娘に囲まれて幸せ一杯のいいパパかと思ったら・・・実は女に弱い駄目駄目男だったという困ったちゃん(爆) でも、それも人一倍情が深いからと思うと憎めないへたれぶりでした(笑)

 彼は、刑事を辞めた理由もすごく人間らしくて共感できましたし、それに最後の事件解決のときも底力を発揮するし、段々と好きになっていきましたね~ 本当、ちょっと血の気は多いけど本来優しくていい男なんですね☆ 

 それにウディ・ハレルソンの顔の骨格がちょっぴりルトガー・ハウアーに似ているような気がして容貌的にも親近感が感じられました☆ いや、もちろんルトさんのほうがずっといい男ですけどね(笑) 

Cohle&Hart.jpg

 この二人、こうして絵に描いてみると、なんとなくシャーロックワトソンの雰囲気もあると思ったりして☆

 コールはとくに頭脳派なところ、過去に麻薬捜査官をやっていて薬漬けになったところもシャーロックっぽい。ハートは女性に弱いところがワトソンさんっぽいかな~なんて、妄想ワールドが広がります~(笑)

 彼らの最初のうちのかみ合わない会話とか性格の違いからの衝突とか、でも結局協力し合って徐々に親交を深めていくところなんて、 まさにツンデレでバディものの王道でしたね♪  結局、コールはハートに救われたし、またハート自身もコールに守ってもらいましたし☆ 最後はこの試練続きだったこの二人に、どうか幸多かれと心から思いましたよ~ 
 
 そうそう、マコマヒーと言えば、去年の秋公開の『インターステラー』が、気づいたときはもう映画館での上映は終わっていて、地団駄踏みました。 終了時期がちょうど怪我のころと重なったんですよ~

 ・・・と思ったら、先日Amazonからお知らせが! 

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  • 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
  • メディア: Blu-ray


 
 4月発売だそうで、早速予約しました♪ 

 この映画も父と娘の話だそうで、『2001年宇宙の旅』並みの本格SFというところも期待大です。 発売が今から待ち遠しいです☆


 長々とお付き合いいただきありがとうございました。

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