最近の映画メモ [映画]
「アイズ・ワイド・シャット」
今更って感じですが、ムービープラスでキューブリックのドキュメンタリーを見て興味がわいたので見てみました。 キューブリックが元カメラマンというのは初めて知りました。
とにかく、画面が美しいですね。 アングルとか画面の切り取り方とか、監督がカメラマン出身というところは十分納得できました。 勿論登場人物も美しく、特に、若き日のニコール・キッドマンの若々しい美しさを堪能しました。
冒頭の黒レースのドレス姿や美しいヌード、形のいい胸もとや真っ白な背中には目を奪われっぱなしでした。
全然タイプの役者ではないのですが、トム・クルーズもよかったですよ。
美しい若妻のあらぬ告白に動揺したり、色々な女性にユーワクされたり、でも結局なにも出来ない・・・もう情けなさ満開!可愛げがあるというか、完全に「受け」の魅力ですね(笑)
けだるげな夜のマンハッタンの街とか、あやしげな仮装パーティとか、どんどん引き込まれて、やはり映像センスがあるからでしょうか、飽きることなく楽しめました。 とにかくキューブリックの遺作ってこんなだったんだ~という目の覚めるような驚きがあって、とても面白かったですよ☆
「チューリップ・フィーバー」
こちらはこちらで、オランダにこんな歴史が・・・!という驚きがある映画でした。チューリップに投資って、いつの時代もどんなものが流行るかわかりませんね。 しかも挿し色がはいったチューリップが希少種で人気があるって、全く知りませんでした。 春になりあちこちで咲くチューリップに目がいくようになりましたが、確かに二色のものはあまり見かけませんね。
修道院育ちの孤児の少女が玉の輿に乗って金持ちの商人の嫁さんに、でも夫とそりがあわずに画家と浮気、という話でしたが、もっと重苦しい話かと思っていたら、結構滑稽味があって半分笑いながら見れるような話です。 言うならば、「ボッカチオ」とか「カンタベリーテールズ」のようなティストでしょうか。
ヒロインを演じた、「エクスマキナ」の美貌が記憶に新しいアリシア・ヴィキャンデルは登場シーンでは、貧しい中に光る美しさを見せていましたが、17世紀オランダの美女というには、少しやせすぎで無理がありました。 ダブルヒロインのかたわれ、女中役のホリディ・グレンジャー(ボルジアのドラマのルクレチア役の人です)のほうがぽっちゃりとして肌もピンク色なところとか、当時の美女のイメージにあっていたような気がします。 まあ、そこは最後のオチに生かされてくるわけですが(ちょっとネタバレすみません)・・・
「二重螺旋の恋人」
「8人の女たち」のフランソワーズ・オゾン監督の恋愛サスペンス。 母に愛されたことがないというトラウマで精神を病む女性を描いていますが、こちらは物語の構成が複雑でひねりがきいています。
双子のようにそっくりの恋人二人に翻弄される話、というとクローネンバーグの「戦慄の絆」を思い出しますが、こちらのほうは、実は・・・という、あっと驚くオチは、まるで萩尾望都の名作漫画を思い出しました。
萩尾さんがもう10年若くて、コミカライズしたくれたら、・・・と妄想してしまうほど、一筋縄でないかない奥深いテーマがあり、人間ドラマとしても最後は深く感動できました。 お勧めの映画です☆
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「なつぞら」も見てます♪ [ドラマ]
何かと忙しくて・・・また、ご無沙汰していました。
コメント等々、いただきありがとうございます。 お返事遅れてすみません!
「まんぷく」もとどこおりなく終わり(お母さんの生前葬にはうるっときましたね~)、引き続き「なつぞら」も見ております。
主人公の少女なつ、表情が豊かで可愛いです☆ 小さいのに演技が素晴らしくて引き込まれます。
アニメのオープニングも、何となく昔の世界名作劇場を彷彿とさせ、親近感がわきますね☆
先日もお爺とバター作りという場面もあって、いよいよハイジだな~と(笑)(ハイジはチーズ作りでしたか・・・うろ覚え)
北海道の風景も美しく、主人公や脇の人たちにも素直に感情移入出来る、とても素敵なドラマだと思います。
この前の「まんぷく」は前半=最高、後半にいくに従って段々と面白さが下降気味、でしたが・・・
今回の脚本家の大森寿美男さんは名脚本家ですから、今回こそ大丈夫!・・・と信じ見ていきます☆
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