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龍馬伝 追悼高杉 その1 [龍馬伝 追悼]

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 ゆっくり追悼を、と言いつつ、気が付くと、高杉の死からすでに一ヶ月。 日々彼の姿を描いていると、そのかけがえのない鮮やかな生き様に、せつなさといとしさを感じて今でも胸が一杯になります。

 さて、追悼イラスト、延々のろのろと描き続けてきましたが、ようやく全体量が見えてきて、小出しにお見せすることができるようになりました。

 ただし、今回も以蔵の追悼同様、いえそれ以上にごく私的=オタク(笑)な追悼、十全とは程遠いですが、それでも私なりに彼の生きた軌跡を追ってみました。 至らない点を寛大な目で見てくださる方は、どうかよろしくお付き合いくださいませ!

第29話「新天地 長崎」

 さて、この回はとにかく高杉の初登場なのですが、夜の料亭の行灯の光のもと、しょっぱなから危険すぎるほど艶っぽく美しい彼の姿を存分に堪能できます。 

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 引田屋での龍馬との出会い。 ファーストコンタクトはソウルメイトとは程遠かったなぁと(笑) 龍馬を怪しげな男として胡散臭い目を向ける高杉のよそよそしい目(笑) しかし、懐に手を入れるしぐさは拳銃の存在(ソウルメイトの証)を感じさせる。


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 武器を調達すると言う龍馬に「話だけでも聞かせてくれ」と言う高杉の警戒心に満ちた慎重な表情。


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 連れの二人(井上&伊藤)が尻尾を出し、龍馬に津和野藩と偽っていると見抜かれて、さらに鋭い目つきになる。 危険な革命家としての顔。 


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 「長州は独立するんです」 腹を割って話した後の、自信に満ちた落ち着いた余裕のある笑みは男の色気を感じさせて美しいvv
 

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 薩摩藩士が乱入し、乱闘寸前の一触即発の危機に陥る。 龍馬と西郷のやりとりを後方からうかがいながら慎重に間合いをはかる高杉。   


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 長崎奉行の捕り方が到着した直後、一瞬の隙をついて銃を発砲し、真っ直ぐ西郷に向き合い銃を突きつける。 その大胆な行動力と不敵な表情に魅せられる。

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 じりじりと銃の引き金に手をかけながら、まるでこの危険な状況を楽しんでいるような顔。 そのどこか無邪気で狂気を感じさせる微笑はいたずら好きの少年のようにも見える。


第30話「龍馬の秘策」

 この回の見所は二本立て。まずは渋くカッコいい巧山寺挙兵☆ そして崇福寺での龍馬との逢引(違)ですね(笑)

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 功山寺挙兵の高杉。 雪の降るなかでの鎧のフル装備はストイックな美しさに満ちている。

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 悲壮な表情で長刀を抜き戟を飛ばす。 そのカリスマ性は本当に素晴らしくて、自分がもし兵なら迷うことなく命を捧げて一生付いていきたいと思うほど。 


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 崇福寺で中国将棋を興じながら龍馬を待つ高杉。 陽の下で見る目の覚めるような美しい白い顔と綺麗な長い指が印象的。 

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 「長州が未だ薩摩といがみ合っている」、と言う龍馬の言葉に眉をひそめる憂いのある顔。

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 龍馬に上海に渡航したときの惨状を語る高杉。 刀を立てかけ長身でたたずむ姿は、思わずいつまでも見つめていたいと思うほどの華やかな美しさ。 

第32話「狙われた龍馬」


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 芸州口に帰還した高杉。 桂さんに武器調達の成果が上がらなかったと悔しそうに報告した後「長州は負けはせんよ」とけなげにも周りの士気を高める。

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 「晋作が帰ってきてくれて、皆大喜びじゃ」と言う桂さん。 高杉のことを本当に心から信頼しているのだと思うと、兄弟弟子同士仲良しこよしなところが無性に嬉しい。

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 そんな兄のような桂さんの信頼を受けて、孤立無援のなか長州のため戦う覚悟をあらたにする。 その悲壮感にあふれた少し不安げな表情を見ているとせつなくなる。 

第33話「亀山社中の大仕事」

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 陣中で水を飲んだ後、薩摩名義で軍艦と銃を調達すると書かれた龍馬からの手紙を驚きながら読む高杉。 首元に散った水滴とぬけるように白い顔がまさに水も滴るいい男vv  

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 手紙を読み終え、桂さんに向かって「坂本さんは面白いお人じゃのう」と楽しげに言う天衣無縫な高杉。 この細い柳腰と懐手、手に扇というところにご注目vv

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 再び届いた龍馬からの手紙を読む桂さんと高杉。 今度は取引が成立したという知らせに驚きを隠せない二人。 

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 同じく龍馬からの手紙を読む桂さんと高杉。 無邪気に喜びの表情を浮かべる高杉とあくまで慎重に事態を吟味する桂さんという対比が面白い。


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 その1だけで結構な量を、ここまで見ていただいてありがとうございますm(_ _)m

 高杉は以蔵と違って、情けないんですが、この顔は描けないよ~というのが結構あって、それが大体わかっているはずなのにやっぱり好きな顔だから一応挑戦☆なんてことをやっているので手間暇が掛かるんですよね~

 結果、似てないよ~という絵も何故か思い入れができてしまってあえて載せてしまいました。 本当お目汚しですみません(汗) あれれ、こんなだったけ?とか、こんなわけないだろう!!と思われたら、ちゃんと口直しに本編の美しい高杉を見直してください~@高杉推進委員会(笑)

 追悼高杉、一応その3までの予定ですが、ちなみに今回は29話~33話でしたが、その2は34話~38話、その3は39話~41話の予定です。

 その2は、もうほとんど描けているので、近々お見せできると思います。 ただ、その3に関しては完成しているのがまだ半分かそれ以下という状態なので、もしかしたら、龍馬伝の放映が終わってからになる可能性もなきにしもあらず・・・ そう、龍馬伝の感想も最終回までには書きたいですし・・・ああ、ジレンマ! 自分の無能さが呪わしいです~涙

 まあ、龍馬伝感想 or  追悼高杉その3とどっちに転ぶかわかりませんが出来るだけ頑張ってみようと思います。
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tatchan

*sanaさん、Chiffonさん*
ご訪問、そしてナイスもありがとうございました!
by tatchan (2010-11-24 11:48) 

tatchan

*ゆゆさん*
ご訪問、そしてナイスもありがとうございます!
by tatchan (2010-12-09 10:36) 

さにー

 総集編を見たら、薩長同盟の功労者は高杉さんだという解釈に至りました。弥太郎のナレーションのおかげで。 高杉さんとの出会いが人たらしの龍馬に長州への見方を変化させたんですね。「高杉さんかっこいい」が前面に描かれていたので、高杉さんが龍馬をたらしたなんて、思い至らなかったです。長州の危機だけでなく、亀山社中の危機を救ったのだから、高杉さんのプレゼンテーション最強です。 龍馬は桂さんとずっと知り合っていたのに、高杉さんの長州に惹かれたのですね。これで、龍馬の西郷さんや桂さんへのちょっとえらそーだった態度も許せる気がしてきました。ソウルメイトって凄いです。



by さにー (2011-01-06 11:58) 

さにー

 総集編第3部で、弥太郎が「高杉さんとの出会いが龍馬に薩長同盟を思いつかせた」とナレーションで言っていたのを聞いて、「そんな大事な事は本編の時に溝渕さんのように3回言いましょう」と、録画を見て叱りたくなりました。弥太郎はきっと龍馬が遠くなってくのに嫉妬してたのね。とか想像してしまいました。
by さにー (2011-01-06 22:04) 

tatchan

*さにーさん*
わざわざさかのぼっていただいて、コメントありがとうございます!

>薩長同盟の功労者は高杉さん

総集編ではその辺を強調していましたけど、本当そうですよね~。
私も実は本編を最初に見たときは
このことについてそれほど深く考えたこともなかったんですよ。
でも、高杉のファンになった後もう一度第三部を考え直してみると
物語が大きく動き出したのは
高杉の存在がホント大きかったと考えるようになりました。

だって、第三部の冒頭の龍馬のことを考えてみると
第二部終わりで武市さんや以蔵の死を経験した彼が
とにかく日本のために何かしなければと思いながら西郷さんと長崎に来て
いざ、幕府の元から飛び出すと意気込んでみたけれど
じゃあ何をすればいいのかというと具体的には全然わからず
ただもやもやしていただけだと思うんです。

そこに「高杉との出会い」(いい言葉ですよね~新聞で見出しを見たときには
出会い出会い~と喜んでしまいました(笑))があって
彼からはっきりと長州の進歩的な革命思想
幕府と戦う強い覚悟と高い志を伝えられたからこそ
龍馬は長州すげえ!となって薩摩と結びつけることを考え付いたんですよね。
というか、私的脳内変換では、龍馬は高杉にほれ込んだからこそ
薩長同盟は成立させられたし、その後の寺田屋騒動でも命びろいしたし
その後、征長戦争でも高杉とともに戦って
大政奉還に向けた地盤を固めることが出来たということで
第三部以降における高杉の存在は限りないほど大きいと思いま~す♪
ホント、ソウルメイト=二人の友情の威力ってすごかったなぁと(笑)
あ、あくまで「伝」のなかにおいてですけどね(笑)
史実は「拳銃進呈」くらいで、もうちょっとひかえめかもしれません。

>弥太郎はきっと龍馬が遠くなってくのに嫉妬してたのね
(笑)それはそうかも。 実は私自身も最初そう思っていましたから。
以前、以蔵のことが頭から離れなかった時期に第三部の最初をみたときは
龍馬ったら、以蔵や武市先生のことは忘れて
また新しい美人(=高杉のこと)と仲良くして、浮気者~!!
って思っていましたから(笑)
by tatchan (2011-01-07 15:21) 

さにー

 2部は武市伝でした。いい意味でも悪い意味でも。武市さんと大森さんのファンの方達にはひどい脚本と言われてましたよね。懐かしいな。3部は高杉さんのおかげで、2部の閉塞感を最初から打ち破ってもらえたと思います。でも3部って急展開だったので、本編をみた時はソウルメイトに浸れませんでした。 龍馬は松陰先生にもすぐ心酔して、「密航に連れってって」の人だから、龍馬伝内では、高杉さんに一目ぼれしたんじゃないでしょうか。史実では二人の交流って多分そんなにないでしょうが。          若く死んだ二人の幕末スターをソウルメイトにしちゃえと企んだ脚本は、伊勢谷さんが高杉にこの上なくハマっていたので、(中村雅俊の高杉を思い出せないのですが)、とっても素敵な企画になりました。薩長同盟ができて、寺田屋襲撃も高杉さんのピストルの活躍と三吉さんの超人的護衛のおかげで助かり(三吉さんも高杉さんの紹介)、大政奉還で高杉さんの奇兵隊のような身分の上下などない新しい世をつくる、みんな高杉さんのおかげになってました。大政奉還の一番の理解者だし。史実なんて心配ご無用?まあいいかしら。                                    以蔵や武市さんの事を忘れて浮気者!なかなか二人の事、名前すらでてきませんでしたよね。多分二人に死なれて、しかも自分がとっても無力だったこともあって、お母さんが死んだ時のように龍馬なりに心にふたをしたのかなと私は思ってました。私は以前流産して3年以上、夫や家族、世の中そして無力だった自分が許せなくて、憎くて立ち直れなかった弱い人なので。喪失の苦しさって逃れられないですよね。忘れられないんです。だからというわけではないけど龍馬がずっと以蔵さんや武市さんを忘れていたのではないと弁護しておきます。私って龍馬に甘いな。               でも浮気者!あったているかも。高杉さんはそれだけ輝いて見えたのだと思います。また、長々書いてしまいました。伊勢谷さんの「高杉伝」やっぱり見たいな。(私は2部のあの重苦しさも閉塞感も好きだったけど。)もうすぐ龍馬伝じゃない大河が始まるんですね。     
by さにー (2011-01-07 21:59) 

tatchan

*さにーさん*
再びご訪問、そしてコメントもありがとうございますvv
いよいよ今日から新しい大河ですね~
くっきり明るい場面に慣れなくて苦労しそうです。
・・・と乗り切れない自分は、やっぱり相当の龍馬伝ロスです(笑)

>武市伝
本当にそうでした。
確かに武市先生に関しては、脚本の酷さについて
相当話題になっていましたよね。
私自身も、以蔵ファンの立場から見ていて
どうしてくれるよ~と思って切れてしまったことがありました(笑)
そう、土佐勤皇党については、以蔵に邪魔者を暗殺させる以外に
その有能さをもうちょっと具体的に描いていれば、とか
(「攘夷決行」の回とか情けなさすぎでした)
武市先生自身も、もっと一本筋の通った武士道精神に焦点をしぼって
描いてくれていれば、と思うとやはり残念でしたね。
今思うとただの気の優しい、そして大殿様限定の忠義者侍だったというか・・・
でも、その愚かな不器用なところがまた可愛い人だったと
今では思うようになりましたけど
見ていた当時は、結構苦しかったな~と・・・
今では懐かしい思い出ですが(笑)

私としては、上川さん主演のドラマ「竜馬が行く」の
椎名さんが演じられた武市先生のほうが
外見も、精神面も美しさが一本筋が通っていたような気がします。
ただ、椎名武市は、完全に以蔵を道具として扱い
最後まで冷たく接していたというのはありましたけど。

第三部の始まりに関しては、さにーさんと一緒ですね。
確かに物語が動き出したと言う意味ではよかったと思うのですが
第二部の遅々としたペースに慣らさせていた身としては
あの展開の速さは結構つらいものがありました。
ホント、第二部までの重苦しさを思いっきり引きずっていました(笑)

だから、私もソウルメイトは最初乗り切れませんでした。
でも、34話あたりから、お、ちょっといい感じと思うようになってきて・・・
確か長次郎が死ぬ回でしたが
龍馬と高杉の死をなんとなく意識するようになって
二人の関係はなかなかだ~と思うようになりました。


>心にふたをして

ああ、それはあるかもしれません。
さにーさんご自身のおつらい経験を聞かせていただいて
本当にそう思いました。
あの時私が、龍馬が以蔵や武市先生のことを忘れて云々と言ったのは
以蔵のことが忘れられないというのもありましたが
どうも第三部の急展開に心がついていけなくて
そのせいでなにか第二部から連続しているというものがほしいと
切望したため、そんな我儘が出てしまったのかなと思います。
そう、龍馬が、自分を置いてどんどんと先に行ってしまうような
そんな不安な気持ちに耐えられなかったんですよね。
でも今は、龍馬ファンの方には失礼なことをしたと思っています。
どうかお許しくださいね。

>浮気者!
龍馬は基本モテモテなので、ライバルが多くて困ります(笑)
私としては、自分の好きなキャラと仲良くしているときは
滅茶苦茶嬉しいのですが・・・
思えば、私の偏愛する人は皆龍馬のことが大好きでした。

東洋様のときは龍馬のことを小姓にと思ったほど激ラブ(笑)
そして、以蔵のときは、龍馬に始終抱きついちゃうほどなつきっぱなしvv
それから、高杉の場合は、会った回数は数えるほど
(本編に出てきたのを数えるとたったの6回でした)なのに、
会うたびベタベタの二人っきりの世界をつくってしまうほどの仲のよさ(爆)

そう、龍馬は私の好きなキャラと仲良くしてくれる
私の理想の姿=私自身なのです。
すみません。「龍馬は理想の自分」と思っているので
だから、龍馬には姑のように五月蝿い私でした(笑)

伊勢谷高杉には、私ももう一度会いたいです!
でも、たとえもう一度会えなくても、自分なりに彼と付き合い続けて
(高杉について書かれた本を読んだり、彼の絵を描いたり
録画を見返したりして)
彼のことはず~っと忘れずに愛していきたいです。
by tatchan (2011-01-09 11:47) 

さにー

 日曜日は夕方6時、夜8時、10時と3回も龍馬伝に捧げていたものですから、日曜の夕食はカレーかシチューというメニューが交互に続いてました。なのに12月からは日曜がとってものんびりできます。今日も大河があるのに、わくわく感が全くない、この冷めた気持ちで「江」見て、というか、見る気になれないでいます。いかん、いかん、いかん。              一つ疑問ですが、天才東洋様は、龍馬がお気に入りでしたが、どういてですろうか?武市さんは忠義者だけど、本人に「無能」と足蹴にする程嫌ってました。後藤様も嫉妬するくらい龍馬を認めている東洋様でしたが、龍馬ってあの頃「有能」でしたか?「土佐沸騰」の頃、龍馬は加尾さんと別れて、挫折?してちょっと捨て鉢な感じで、上士の所に乗り込んでいったけど、確かにかっこよかったけど、武市さんと取り合いする程でしたか。     我が家では、天才はきっと目にみえない才能を認めたのだろうと、結論づけたのですが、「東洋様は美形が好みなのね」ともこっそり思っていました。  東洋様が武市さんを足蹴にしながら、「あそこに坂本はおらんかった」とうれしそうに言うもんですから、叔父上大好きの後藤様が不憫でした。ノベライズでは、後藤様が龍馬を暗殺しようとしたのを知って、東洋様が後藤様に優しい言葉を肉親としてかけている場面がありましたが。龍馬ってみんなに好かれて人気者だったけど、東洋様にとって、「優しい性格」は有能とは言えないと思うので、今でも不思議です。天才だから。多分天才だからなのでしょう。自分の事を天才と言い切れる東洋様、素敵でした。ソウルメイトとは別の意味で。
by さにー (2011-01-09 16:33) 

さにー

武市伝の前に、私はたまたま、「ハゲタカ」の本放送もリアルタイムで見ていて、ついでに映画もポイントためた無料券で見に行ったので、大森さん大好きの大友さんの演出に戸惑う事はなかったです。史実の武市さんは、高潔で教養豊かで、攘夷運動のカリスマ、愛妻家。でも龍馬伝では、愛妻家で忠義の人である為に、分裂したり過呼吸になったり。富さん一筋の優しい人が、以蔵達を使って反攘夷派を、無慈悲に排除すべく殺していくというのは整合性がとれないと脚本の方が思われたのか、人間的だけど、東洋様のいうように忠義以外無能じゃないのか。以蔵を利用してる頃は以蔵に冷たかったし。人斬りのお駄賃よりねぎらいの言葉をかけてやれよ。側にいてほしいっていったからには責任とれとか。武市さんに当時は思ってましたが、攘夷の憑き物がとれた途端いい人に戻ってしまいましたね。毒まんじゅうは以蔵を楽にしたいからだし。それを喜ぶ以蔵はいじらしかったけど。切腹はきっちり史実通りだったし見せ場でした。でも他の時も毅然としていてほしかったです。欲を言えば。2部が長かったわりに愛妻家で忠義者以外ぶれまくり。カリスマを期待していた人には残念だったと思います。武市さんはシェークスピア劇のマクベスのようでしたね。東洋様や武市さん、去年はハラハラ、わくわくしていました。以蔵が竹刀振り回して、龍馬に小手決めて得意げにして、愛かったです。また長々書いてしまいました。ごめんなさい。「江」の茶々の子役の子より、龍馬に江戸に行って生きて帰れるかと心配する以蔵の方がかわいいと思えるのは、どうしてでしょう。
by さにー (2011-01-12 23:18) 

tatchan

*さにーさん*
コメントどうもありがとうございますvv
レスが遅くなって申し訳ありません。

三回ですか!!
毎日曜日は龍馬伝に捧げきっていたさにーさんの
熱心さには脱帽です!
私は大体いつも8時からの回を録画して、10時ごろに見るとか
とにかく大体が録画組でしたね。
それから感想を書くときにもう一度見る、というのが大体のパターンでした。

東洋様の龍馬に対する執着は、やっぱり愛でしょう(爆)
・・・とつい言い切ってしまいましたが
私はやっぱり人を見抜く目があったのではと思って見ていました。
あの回の堂々とした(見方によってははったりかましていた?)龍馬
素敵でしたから、東洋様もそんなところを見込んだのではと思います。

>自分のことを天才と言い切れる東洋様
本当素敵でしたよね☆
lこんなセリフ、他のどんなキャラがやってもえええ~?となるところが
東洋様だからこそ許されたと私も思います(笑)
by tatchan (2011-01-15 00:40) 

tatchan

*さにーさん*
再びコメントありがとうございます!
こちらもレスが遅れてすみません。

コメントを読ませていただいて
武市さんには私も悩まされたなと懐かしく思い出しました。
「ハゲタカ」実は見ていません。
大友さん監督なので気にはなりますが
企業ものはどうも興味がないので
というか、自分に常識がなくてついていけないのではと思うので
これからも見る機会はないかもしれません。

武市先生は、ホント矛盾を抱えた存在でしたよね。
以蔵との関係にしても、どうも安定しなかった。
いっそのこと、彼を蔑んで毒饅頭を差し入れるほうがよかった
と一部ささやかれていて、当時はそんなことはないだろう!
と思っていましたが・・・
でも、今考えてみても、やっぱり二人の間に師弟愛というか
私としては擬似父子愛のようなものがあってよかったと思います。
そこが龍馬伝のいいところでもあり、悪いところでもあり・・・
龍馬伝の脚本は、ホントそのギャップがジレンマでした。


>武市先生がマクベス
は当たっていると思います。

目的達成のためには悪に染まることもいとわない
でも、結局は良心を捨てきれず苦悩する一人の人間。

ホント、なかなか言いえて妙なたとえだと思います。

「江」すみません! まだ見ていません(汗
でも、予告で何度か子役は見ました。
上手いのか下手なのか、変に大人びた発言をすると言う意味では
確かに可愛げない子供という印象を受けました。

それに比べると、以蔵はある意味「白痴」というべき
まっさらの純粋培養ですから
彼に勝る可憐な存在はなかなかないでしょう。
彼は若くして死んでしまいましたが、もし生きていたとしても
たぶんいくつになっても純真な少年のような可愛らしさを
残していたような気がします。
by tatchan (2011-01-15 23:46) 

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