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長崎 二日目午前 亀山社中記念館、崇福寺 [旅日記]

 いよいよ旅は後半。 長崎二日目です。  また写真が膨大になってしまったので二回に分けて書いていこうと思います。

 この日は天気予報どおり朝から雨。 午前の日程は、亀山社中記念館付近、それから崇福寺を訪ねました。

 市電に乗って新大工町で降り、小雨の降りしきるなか、龍馬通りの坂の階段を延々と上っていきました。

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 道の両側は普通のお宅やお墓が。 こんなきつい坂道を龍馬たちはしょっちゅう上り下りしていたのですね! 

 あと何メートルと言う表示をいくつも越えて、ようやく亀山社中記念館にたどり着きました。

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 まだ閉館前で扉は閉まっていたのですが

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 傘を差して龍馬が出迎えてくれました。 思わず「雨の日に着物姿でお疲れ様」と声を掛けると、「いえ、慣れていますので」という返事が(笑) やはり「長崎は雨だった~♪」と歌にもあるように、長崎は雨の日が多いのでしょうか?

 ここは、幕末に亀山社中が暮らしていた当時の建物を出来るだけ忠実に復元していて、部屋には龍馬ゆかりの品々が多数展示されていました。

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 座敷に入っていくとまず目に付いたのは、龍馬が着ていたといわれる坂本家家紋入りの着物。 この黒の着物は龍馬のトレードマークですね。

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 それから、ここにも高杉からもらったスミス&ウェッソンの拳銃のレプリカが☆ またまたソウルメイトのあかしを発見です♪

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 それから、こちらも当時の写真を参考にして復元したという龍馬のブーツがありました。

 見るからに大きなサイズで、やっぱり龍馬はでっかい人だったのだと思いました。

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 お龍さんが愛用していたと言われている月琴も。 その名の通り月のように丸い形が優美な楽器ですね。

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 こちらは、龍馬が常に腰に帯びていたと言われている刀の復元です。 

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 萩でもあちこちで見かけた、明治の画家の手で量産されたという龍馬の絵姿の掛け軸も飾られていました。

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 座敷の奥の部屋にははしごが掛けられていて、上っていくと中二階の隠し部屋の中を覗き見ることが出来ました。 まるでグラバー邸の隠し部屋みたい☆と興奮しましたが、 ここも龍馬が身を隠していたこともあったと言われています。

 亀山社中は元々亀山焼の窯元に建てられていたそうで、龍馬愛用の亀山焼きの飯碗や湯呑、それから龍馬の手紙なども展示されていました。 ただ、入り口に一番近くの座敷以外撮影禁止でお見せできないのは残念です。
 
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 名札まで再現されてたのはよかったですね~当時の雰囲気をよく伝えていました。

 記念館を出た後、すぐ近くにあると教えてもらった龍馬のブーツを見に行きました。

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 噂通り大きなブーツです(笑)

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 最近作られたスポットだそうですが、眺めもなかなかよかったです♪

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 ふと下を見ると、また猫を発見☆ よく見るともう一匹いて、朝出されたゴミ袋の権利を争っていました(笑)

 その後、近くの亀山社中資料館にも立ち寄りました。

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 ここは龍馬ファンの有志の方たちが運営している施設で、先ほどの亀山社中記念館では撮影禁止だった亀山焼の茶碗が展示されていて、壁にも幕末の志士の写真がびっしりと貼られていました。

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 これは龍馬が27歳の若い頃に撮ったと言われている写真です。 左が龍馬、右が彼が通っていた道場の指南役と説明に書かれていました。

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 ここにも龍馬の書いた手紙の複製が沢山展示されていて、これはその中のひとつ、薩長の密約の裏書です。 う~ん、たとえ複製でも感慨深いですね~・・・

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 これも感慨深い船中八策。 ドラマで龍馬がきらきらした瞳で読み上げた場面を思い出してじ~んとしてしまいました。


 意外に資料館を早めに出られたので、ちょっと大変と地元出身の友人に聞いていたのですが、風頭山の頂上近くの公園に龍馬の銅像があるというので見に行くことにしました。

 途中雨が激しくなったり風が強く吹き荒れたりで遭難の予感さえしましたが

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 こんな崖の横の階段ものぼって・・・

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 ようやく龍馬と対面できました☆

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 3メートルもの巨大な像ですが、どこかやんちゃ坊主のようにも見える愛嬌がある龍馬ですね~笑

 少し後方に、司馬遼太郎の文学碑も発見しました。

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 龍馬が長崎に船で到着したとき「長崎はわしの希望じゃ」と陸奥に向かって語った『竜馬が行く』の一場面の引用文が刻まれています。

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 本当だと長崎の街が見下ろせたのでしょうが、天気が荒れていたので景色もほとんど霧がかかってぼんやりとしか見えませんでした。

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 近くにあるというので寄ってみた上野彦馬のお墓です。 彼の撮影した写真は、萩、長崎のどちらの地でも沢山目にしていたので、彼のおかげで幕末の志士たちの姿を知ることができたと感謝の気持ちをこめて手を合わせました。 


 その後、元来た龍馬通りを下って再び市電に乗り、崇福寺を訪ねました。

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 俗に竜宮門と呼ばれている、三門です。 

 崇福寺の本堂自体は17世紀に建てられましたが、この門は19世紀幕末の頃、中国人の指導の元に作られたそうです。 う~ん、本当に竜宮城に来たみたいでまさに中国寺と言う感じ☆ ワクワクします~♪

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 三門をくぐって階段を上ると第一峰門が見えてきました。 こちらの門はもっと古く17世紀のもの。 長崎にある3つの国宝のうちのひとつだそうです。

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 境内に入ると色鮮やかなお寺の全景が目に入ってきました。 なかなかエキゾチックで華麗なお寺です☆ 

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 雨に塗れた境内もなかなかおつなもの・・・ 

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 御法堂に奉られていた観音菩薩像です。

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 境内の奥にある媽祖堂門です。 

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 媽祖堂門の前には大釜がでんと据えられていました。 17世紀天和年間の飢饉のときに、この釜で粥が炊かれて一般民衆に配られたそうです。

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 媽祖堂門をくぐると見える媽祖堂です。 媽祖とは海の神とされていて、昔の唐船主たちが航海の安全を祈るためにお堂を造ったと伝えられています。

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 上につるされているのは、食事のときに合図として叩いて鳴らす魚鼓です。 

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 かなり大きいこの魚・・・きっと境内に響き渡るような大きな音が出るのでしょうね。

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 魚鼓の下には、ドラマで高杉や龍馬が座っていたような陶器製(?)の中華風のテーブルと椅子もありました☆

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 境内のお土産屋さんには福山龍馬の写真も貼られていました。 ここも大河のロケ地ということで修学旅行生などの観光客が増えたのでしょうね。

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 この手前の小さな祠のようなものは何かと不思議に思って店の人に聞いてみると、中国では正月にここでお札を燃やして、あの世へのお賽銭としてこの穴の中に捨てていたそうです。 面白い習慣ですね~

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 帰りに再び三門をくぐるときに上を見上げると、 まるでしゃちほこのような木彫りの魚が☆

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 どこをとってもエキゾチックで長崎の町の雰囲気にぴったりの素敵なお寺でした。 本当、上海帰りの高杉と会うにはびったりの素敵なデートスポットですね♪

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 今回も長くなってしまった旅日記、お付き合いいただきありがとうございます。

 明日は二日目の午後、花月長崎まちなか龍馬館などを訪ねます。

 よろしければまたお付き合いください♪
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コメント 4

ゆゆ

亀山社中のいぢわる!!
あんな坂道の階段を上って行ったのだから
撮影くらい許可してよ~!
撮影禁止だなんてーーー(むきーっ)
でも並んだ名札の名前はもう懐かしいというかなんというか
本当に居たんだなぁと改めて感慨深く思いました。
崇福寺はロケが行われたところですよね!
あぁ、あのざわざわとした喧噪のなか福山龍馬が訪れたシーンを思い出します。
ロマンだわ~❤❤❤
や、やっぱり私の中にはまだまだ『龍馬伝』が潜んでいるらしいです(笑)

by ゆゆ (2011-11-03 14:48) 

tatchan

*ゆゆさん*
こんにちは!
ナイス、そしてコメントもいただきありがとうございます♪

>亀山社中のいぢわる!!

ホントですよね~笑
折角苦労して忠実に再現した建物も泣いてしまいます~
でも、なかなかいいパンフレットを買いましたので
今度お貸ししますよ。
建物中身だけでなく手紙や他の展示物もちゃんと紹介されています。
はっ・・・もしかしてこのパンフを売って資金集めという魂胆だったのかと
今気づいてしまいました(笑)

名札は胸にじ~んと来ますよね。
長次郎がこの名札を外して亀山社中を後にするシーンなど頭に浮かべて
ああ、確かにこの配置だったな~と思いました。

崇福寺は華やかでカッコいい伊勢谷高杉の背景にはぴったりの
美しいお寺でした♪
九州には6つの国宝があるそうなのですが
そのうち3つが長崎にありそのうち二つがこの寺にあるそうです。

>あぁ、あのざわざわとした喧噪のなか福山龍馬が訪れたシーンを思い出します。

喧騒にあふれた街中から一旦境内に入るとガラッと雰囲気が変わって
静寂が満ちた空間が広がっていて美しい高杉が出迎えてくれる・・・
な~んて思い出すとホント浪漫ですよね~><

>やっぱり私の中にはまだまだ『龍馬伝』が潜んでいるらしいです(笑)

嬉しいお言葉☆
私も『龍馬伝』に今なお強く支配されていますよ~
余りの威力に他のものになかなか没頭できなくて
本当に困ったものだと思うくらいです(笑)
またBGMなど聞いて『龍馬伝』の世界にどっぷりと浸りたいです☆
by tatchan (2011-11-04 10:58) 

tatchan

*お針子姫さん*
こんにちは!
ご訪問、そしてナイスもありがとうございます♪
by tatchan (2011-11-04 10:59) 

tatchan

*xml_xslさん*
こんにちは!
ご訪問、そしてナイスもありがとうございます♪
by tatchan (2011-11-07 10:34) 

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