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龍馬伝 第42話、43話&44話 [龍馬伝]

 龍馬伝、ついに明日最終回ですね~・・・ ああ、寂しい!!

 思い起こせば、今年の1月実家で両親と一緒に何気なく見た龍馬伝の初回・・・まさか、それが11ヶ月間一度の見逃しもなく見続けることになろうとは・・・というかこんなに夢中になるキャラの数々に出会えるとは夢にも思いませんでした。 ああ、私の青春(何回目の青春じゃって感じですが(笑))が終わるな~って感じですね~・・・ 

 で、今更ですが、溜まりに溜まっていた感想を、数話ずつというズルしてですが、徐々にアップしていこうと思います。 もう一ヶ月以上前の回になりますが、なつかし~くらいの気持ちで見ていただければ幸いです。 

第42話「いろは丸事件」

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 この回は、龍馬が一段と腰が据わった面持ちで難題を解決していくのが見ていてとても気持ちよかったです。 何ていうか、この堂々とした落ち着きようはもしかしたら高杉の魂が入ったから?なんて思って見ていたんですよね(笑) 唄を流行らしてという粋な作戦がまたよかったですね。 街全体が盛り上がっていく様はワクワクして本当にすっごく楽しかったです♪

 日本初の海難事故の裁判っていう点でも歴史的重みを感じました。 最初どうでもいいって言っていた後藤様を「土佐の威信に関わる」と言って説得する龍馬の真剣な面持ちもよかったし、一話として本当に充実してまとまっていたと思います。

 あと、印象に残ったシーンは、最後、お元が龍馬からお礼のお金を差し出されたとき、いらないと断って「龍馬さんは私の希望です」と言ったところ。 彼女の片想いの気持ちがせつないなぁと思いました。 そんな龍馬はお元のことは妹のように思っていて「おまんは何も悪くない」と言って肩を抱く。 もの悲しくてでも優しさに満ちたせつない場面でした。   

 それにしても「希望」という言葉。 高杉も龍馬に「希望を託せるお人に出会えた」と言っていたことを思い出しました。 第4部のサブタイトルにあったHOPE=希望と言う言葉につながっていき、皆の想いのこもった「希望」を胸に受けて今の龍馬という人間が出来上がっているんだということをあらためてしみじみ感じた回でした。
 
第43話「船中八策」

 第4部は重要な事件が目白押しと言った感じで思わず目が回ってしまうほどなのですが、この回はついに船中八策が出てきました。

 よかったのは、それを龍馬が自分で考えたというのではなく、過去出会った人たちに教えてもらった集大成というところ。 龍馬が地道に各地を巡っていた成果がここに結実したのかと思うと、懐かしい人たちの名前とともに語られる新しい日本をつくるしくみは、弥太郎のナレーションにもありましたが本当に宝石のようにきらきら輝いて見えました。
 
 早くも出てきた高杉の回想シーンはホント嬉しかったですね!う、美しい~! そして、やっぱり泣けてしまいました~涙 それに、東洋様までも出てきてホント嬉しいサプライズでした。 武市先生や、河田小龍先生や久坂玄瑞の名前も本当懐かしくて・・・

 それから、この回はもうひとつ重要な出来事は薩土同盟が成立したこと。 薩摩の重役たちとの面談はホント腹の探りあいの政治劇って感じで見ていてドキドキしました。

 そう、及川光博=大久保利通黒ミッチーもついに出ましたね! 

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 ホントあの素顔は色白で「王子」とまで言われたことのある及川さんが、外見は薩摩人らしく日に焼けた黒い肌で中身も腹に一物も二物もあるまっ黒で(笑)、また龍馬伝の神がかり的なキャスティングが出た~と思いました。 鷹のような鋭い目をもち野性味まで感じられるホント素敵な大久保さんでしたvv

第44話「雨の逃亡者」

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 ついにお元が退場する回が巡ってきました。

 キリシタンということが発覚して逃げ惑うお元の姿は、本当に痛々しいほど哀れで、思わず京で逃げ惑っていた以蔵の姿と重ねてしまいました。 探しに来た龍馬にもおびえて泣きじゃくるところなんて、ホント以蔵そのものでした。

 でも、以蔵と違って、彼女は無事に外国に旅立てたのにはホッとしました。 どこまでも不運続きだった彼女がやっと希望をもって旅立てたのですから。

 ただ、小船に乗り龍馬に向かって手を振るお元の姿を見ていると、別れる前に、龍馬に向かって新しい日本になったらまた帰ってきてもいいかと聞いていた彼女の言葉を思い出し、またせつなくなりました。

 帰ってきても龍馬はもういない。

 おそらく彼女は泣くだろうと思うとまたせつない気持ちに・・・。

 ついに、鈍い私にも龍馬の死亡フラグがはっきりと意識されてきましたね。

 とまあ、お元メインの回でしたが、もうひとつの個人的な関心事は、あのアーネスト・サトウが登場したということでした。 

 パックン=アーネスト・サトウがまた結構いい男で・・・!!

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 おヒゲとクラシックな英国風スーツがまた似合ってvv とてもしゃべらナイトのパックンとは思えないほど素敵でしたvv ああ、ここにも龍馬伝の神がかり的な配役が・・・とリピート(笑)

 いや~この人と高杉のツーショットを想像すると、なかなか美味しいな~と(笑) 「高杉伝」が実現した折には、ぜひこのまんまの配役で伊勢谷=高杉と一緒に下関戦争の講和条約をやってほしいです! でもって、ぜひともこの人に高杉のことを「魔王」と言わせてみたいです(笑)


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 え~最終回直前のどうせ間に合わないよ~のあがき感想に付き合っていただき本当にありがとうございました。 

 次、また懲りずに大体二話ずつくらいでアップしていこうと思っています。 それで、来週中くらいにはなんとか最終回まで行けるかなと。 その後高杉の最後の追悼をと考えています。  ああ、もうホントのろい!!のろすぎるのがつらすぎる!!

 でも、またお気が向いたら覗いていただけるととても嬉しいですvv
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コメント 7

さにー

いろは丸事件の時の龍馬は策士というか、かっこよかったです。あの回はお元にお礼をいうシーンで終わった方が良かったと思います。紀州の襲撃はあったかもしれないけど。雨の逃亡者はとにかく、お元を救えてよかったです。以蔵の時とダブりました。船中八策は今まで出会った人に教えてもらった事を中岡藤吉の前で披露していくのが最後を予感させて、感動的なんだけど、切なかったです。藤吉に龍馬が優しいのが、以蔵といる時みたいで、龍馬がだんだん1部の時のように戻っていくのかなと思ったりしました。もう来週は龍馬伝はないので、ここでこれから、感想を読ませてもらえてうれしいです。高杉さんの記事も楽しみに待ってます。大友さんは三吉さんのスピンオフならアクションいっぱいでやりたいかなといってたそうですが、その後どうなんでしょうね。
by さにー (2010-11-29 23:36) 

tatchan

*さにーさん*
ご訪問、そしてコメントまでありがとうございます!

こんなノロノロ感想に付き合っていただいて本当にありがとうございますvv
私自身も感想と絵を描くために見直していると
懐かしくもありそして新しい見方もできて
本当このドラマがいかに自分にとって大切だったかということを
改めて実感しています。

「藤吉に龍馬が優しいのが、一部に戻っていくみたい」というのは
死期を前にして故郷土佐に回帰すると言った感じで
何かせつないですね~・・・

ところで、いただいたコメント最後の部分がよくわからなくて
「三吉さんのスピンオフ」というのはどこで語られていたのでしょう?
そして、三吉さんとはあの槍の名手の三吉さんのことでしょうか?
大友さんは三吉さんのスピンオフまで考えていらしたんですか!?
で、アクションいっぱい??槍のアクションですか???

・・・それとも、高杉のスピンオフと書き違えられたのかなと思ったのですが
高杉のアクションいっぱいのスピンオフとすると
39話の戦国無双再びとか、地味なところでも剣の立ち回りとか
ぜひ見てみたいな~なんて考えてしまいました(笑)

この部分がすごく気になったので
もしよろしければ、出どころについてなど教えてください☆
by tatchan (2010-12-01 10:28) 

tatchan

*sanaさん*
ご訪問、そしてナイスもありがとうございます!
by tatchan (2010-12-01 10:29) 

さにー

10月に横浜で「制作者に聞く、番組制作の現場から、龍馬伝」というセミナーがあって、そこに参加された方がブログで記事にされていたのですが、今後続編やスピンオフを作る予定はあるかと質問があって、大友さんは続編はない。とお答えになったのですが、その後つっこみがあって、三吉さんの大暴れの大アクションならとお答えになったそうで、具体的にそんなお話が練られているわけではないそうです。槍の名人の三吉さんの事です。実現したら、長州がほとんど舞台だし、高杉さんは龍馬に三吉さんを紹介した人ですから、近くにいらしゃると思いますが、どうでしょうか。伝聞なので、私もこのくらいしかわからないのです。ごめんなさい。
by さにー (2010-12-01 20:25) 

tatchan

*さにーさん*
こちらの無理な質問に丁寧なご回答ありがとうございますvv

なるほど、横浜で大友さんのセミナーがあったのですね☆
全然知りませんでした。
横浜は近くなので知っていたらぜひ参加してみたかったです。
そこで三吉さんのスピンオフの話が出たのですか・・・
確かに三吉さんなら高杉も出てきそうです(笑)
このさい主役が三吉さんでもいいですから(随分ないいよう)
もう一度伊勢谷高杉が見てみたいと思ってしまいました(笑)
by tatchan (2010-12-02 09:31) 

ゆゆ

ミッチーの大久保利通役は今までで一番嫌ですね~(爆
なんでこんなに意地悪な設定にしたんですかね~?

高杉のスピンオフというか
伊勢谷高杉の新たなドラマを作ってもらいたいですね(笑)
高杉がなくなってから薩摩(西郷)も長州(木戸)も龍馬に対して冷たくなって心の中で「あほたれ~!」と叫びながら観ていましたよ。

お元さんの役は唯一幸せに向かって行った役だなぁと思います。
出てくる方たちは大体死んでますからね。
あまり好きな役者さんではなかったですが、
影のある難しい芸子の役を上手く演じる方だなぁと見方が変わりました。
by ゆゆ (2010-12-03 23:28) 

tatchan

*ゆゆさん*
ナイス、そしてコメントもありがとうございます!

確かに、この大久保さんはどこから見ても悪役で
ホント『翔ぶがごとく』の大久保さんなど思い出すと
この性格設定は惨いすぎますよね(笑)
ただ、ビジュアル的には結構気に入っているんですよvv
中身の腹黒さがそのまま外見に出てるって感じで(笑)
やっぱり龍馬伝は、良くも悪くも
従来にはない革新的なイメージというのを
求めているのだな~と思います。

>高杉の新たなドラマ
いいですね~☆
一から伊勢谷高杉の話で大河をやってもらったら
もうそんな嬉しいことはありません><
そのときは、「白州次郎」で次郎の少年時代の役をやった
高良健吾くんあたりが高杉の少年時代をやってくれるのかな
と勝手に想像してしまいました☆

>高杉が亡くなってから薩長が冷たくなった
同感です!ホントあほたれ~ですよね!!
とくに桂さんが悲しいです。
あ、彼がすさんでいるのは高杉が亡くなったからですよね(笑)

それにしても高杉はホント龍馬伝の「太陽」でした。
明るくてお日様のように熱く暖かく周りを照らしていましたよね~・・・
そんな彼がいない第四部後半がどど~と暗~く深刻になったのも
道理だと思います。

蒼井優さんはホント上手ですよね!
お元はヒロインと言うにはちょっと物足りなかったのですが
(お龍さんとの三角関係とかは余り好きじゃなかったので)
蒼井さんの可憐な容姿、そして切れにいい巧みな演技でカバーしていて
ホント目が離せなかったです。
by tatchan (2010-12-05 12:58) 

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